ポーラス成形金型は私たちの独自技術で開発したポーラスブロックを樹脂製金型加工技術で加工した新しい成形金型技術です。
ポーラス成形金型の仕組み
ポーラスブロックの製作
ポーラスブロック素材はアルミパウダーです。アルミパウダーをバインダー樹脂で包み、独自開発した方法で均一な組織にブロック化させます。アルミパウダーは粒度分布の選択が可能ですので通気度の調整が可能です。各種サイズ・厚みに対応いたします。
大型のポーラスブロックを加工しています。 |
模様面を加工しているところです。 |
ポーラス成形金型の材料設計
細かいアルミパウダーを使用すると微細な表面精度が得られますが通気性は悪くなります。粗いアルミパウダーのものですと逆の結果となります。最終製品のあるべき姿をお客様と相談しながら通気性と表面精度の最適バランスで材料設計いたします。
細かいタイプの表面拡大写真(40倍) |
粗いタイプの表面拡大写真(40倍) |
ポーラス成形金型の構造設計
ポーラスブロックを樹脂製金型加工技術で加工しますがポーラスブロックの特性を生かす金型構造が必要です。ポーラスブロックは金属と比べ強度が低いため金型の取り付け方法に工夫が必要です。特にヒートサイクルによる伸び縮み、振動に弱く、保持方法に注意しなくてはいけません。 通気性をより生かすための内部構造、漏れを無くすノウハウを織り込んだ型設計を行ないます。
プレート一体型で強度をUPさせます。 |
成形面以外をすべて囲むことも可能です。 |
ポーラス成形金型の用途
ポーラスといえば真空成形をイメージしますが実はそれだけではありません。
弊社ではポーラスの特性を生かした成形方法をお客様と共に開発しています。現在お困りの成形で通気性があればいいのにという案件がございましたらお気軽にご相談下さい。