超大型ロールプレス型 及び ロールプレス成形装置
ロールプレス成形の原理
平成14年度の経済産業省の研究開発費で開発した新しい成形方法です。特殊樹脂だけで出来た上下型(凹凸形状)を1対のプレスロールの間に挟み、プレスしながら型を移動させます。深い模様の型ですと段階的にプレスしながら深絞りすることが可能です。
ロールプレス装置の特徴
1)簡易な装置と型で大型パネル成形が可能です。
2000x1000サイズの大型プレス成形品が簡易なロールプレス成形機と樹脂製ロールプレス成形型で成形できます。(通常ですと面圧100kg/cm2必要なので2000t級の油圧プレス装置と2000x1000mmサイズの金型が必要です)
2)樹脂製金型で深絞り加工ができます。
ロールプレス成形型は特殊樹脂製なので成形品に傷をつけずに深絞り成形が可能です。もちろん弊社の樹脂製金型技術で製作されますのでデザイン開発までサポートいたします。
また金型に比べ非常に低コストで型を製作できますので専用デザインの留め柄の商品開発ができます。
3)短納期。
型製作を短期間にできるためデザイン決定から出荷までタイムリーに対応できます。
4)各種素材に対応
成形可能な材料は金属製薄板(アルミ板、SUS板、丹銅板、ガルバ鋼板、亜鉛板など厚み 0.5mm程度まで)のほかパンチングメタル、金網、ラミネート鋼板(ブリキ板+PETフィルム、ブリキ板+金襴緞子など)のほか不織布、エッチング薄板など各種素材に対応しています。
5)すぐ試作できます
300x300mmのテスト型を多数所有しています。最大1mx2mの大型ロール成形機での試作対応も可能です。
ロールプレス成形のビジネススタイル
この新しいタイプの成形方法を今後さらに広げて行きたいと考えています。ロールプレス成形で成形試作をしていただきながら、本システムを採用をご検討ください。成形機を導入いただいたお客様にデザインモデルと成形型をご提供させていただくスタイルを取らせて頂いています。
成形機は小型のものから大型機まで設計製作可能です。
新しい素材の用途開発、新商品開発にぜひご活用ください。
ロールプレス成形事例
ロールプレス成形機(大型 1mx2mまで成形可能) |
ロールプレス成形によるプレスメッシュ 立体的なステンレスメッシュの向こうにバラの花がかすかに映ります。 (京都 フレンチレストラン NETS101様) |
ロールプレス成形による着色プレスメッシュ (国際家具店出品 NETS101様) |
ビルのカーテンウォール試作品 パネルサイズ 2000mmx1000mm (試作協力 菊川工業様) |
金襴緞子などのコラボ試作品 (試作協力 ラミネート工業様) |
ノイエス処理SUS試作品(試作協力 月星アート様) |
成形パネル例
アルミJIS5052 0.5mm 1000x500mm |
拡大図 |