金型、金属エンボスロールの熱処理・表面処理方法
型の熱処理、表面処理、肉盛り修理に幅広く対応しています。
肉盛り修理以外は協力業者様での作業となりますが、弊社が責任もって品質管理いたします。
鉄系
鉄系 | 硬質クロムめっき | 無電解めっき | 高周波焼入れ | 軟窒化 | ショットブラスト |
SS400 |
◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
S50C | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
SCM440 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 |
SK3/SKD | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 |
NAC/HPM | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 |
通常鉄系では硬質クロムめっき処理が一般的に用いられています。密着を上げるために細かいブラスト処理行ってから硬質クロムめっき処理を行います。表面硬度UP、耐摩耗性UPには軟窒化が用いられます。窒化層が形成されますのでめっき処理不要です。
アルミ系
アルミ系 | 硬質アルマイト | タフラム | 無電解めっき | 無電解分散めっき | ショットブラスト |
JIS5052 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
JIS5056 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
JIS7075 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
アルミ系では表面硬度、耐摩耗性、離型性をUPさせるタフラム処理が有効です。JIS7075材はSS400と同等の硬度、強度がありますので量産の熱プレスに使われています。
ショットブラスト処理番手
ショットブラスト処理は微細なガラスビーズを高圧のエアーで吹き付ける表面処理で細かな梨地処理が得られます。ブラスト材の番手は#24~#220まで8段階あります。めっきの下地処理や樹脂注型時の密着力UPにも使われます。
それぞれの素材と目的にあった最適な表面処理、熱処理をご提案いたしますのでお申し付けください。型やエンボスロールの補修・メンテナンスについてもご相談ください。上記以外の特殊な熱処理・表面処理にも対応していますのでまずはお問い合わせください。
表面処理事例
1.硬質クロムめっき処理+ブラスト#220(STKM13A)
2.テフロン分散無電解めっき処理(STKM13A)
3.タフラム処理(JIS7075)
4.S50C研磨板にブラスト処理#40番
5.JIS5052にブラスト処理#120番(艶消し梨地処理)
6.肉盛り処理
生産中のトラブルで金属ロールに不具合が発生した場合は肉盛り修理が可能です。材質は鉄系、アルミ系に問わず幅広く対応しています。肉盛り後はデータでの再加工。微小エリアでは手仕上げをいたします。 エンボスロール、プレス型どちらも対応いたします。修理完了後のめっき処理、表面処理も可能ですので、詳細情報はお問い合わせください。 |